(2021/11/19 弊社HEART CATCHメールニュースとして配信したものを公開しております)
このメールニュースではポリネーター®️としてのHEART CATCHが、時代の変化を感じるポイントをレポート&イベント告知でお届けします。
ポリネーター®️* = HEART CATCHの活動指針。蜂が様々な花畑を訪れ果実を実らすように、組織や人、モノコトをクロスポリネーション(交配・受粉)させることを目指す。
目次:
- 【US出張記】ニューヨーク NFT.NYC イベントで感じたNFTの熱い波
- 【コラム】メタバース/NFT.. Web 3.0時代は勝者よりも共感者が求められる?
【US出張記】ニューヨーク NFT.NYC イベントで感じたNFTの熱い波
2021年11月1日から13日まで、17ヶ月ぶりのUS出張に行ってまいりました。出入国の際のコロナワクチン接種済み書類準備やPCR検査などで久しぶり且つ新しいレギュレーションにドキドキしながらの出張でしたが、ニューヨークで開催されたNFTイベント『NFT.NYC』と、ロサンゼルスで開催されたカルチャーイベント『ComplexCon』に参加してまいりました。

ブロックチェーン技術の一つであるNFT(Non-Fungible-Token)については2021年に入りNFTアート作品がサザビーズやクリスティーズなどのアートオークションハウスで数百億円で落札されるニュースを目にしている方も多いと思います。今月(2021年11月)のクリスティーズのオークションでは beepleというNFTアーティストの作品が約3,300億円で落札され大変驚きましたが、この今注目度抜群のNFT界隈の情報をまとめて入手したいと考え参加したのが11月2日〜4日ニューヨークで開催されたNFT.NYCイベントです。3年前にスタートした当イベント、初年度は500名の参加だったのですが、今年は5,000人を超える参加者と500名を超える登壇者がNFTプロジェクトについてセッションを行ってました。
正直のところ出張前の登壇者ラインナップをみていても “いわゆるNFT界隈” の顔ぶれが多く、少しギークでニッチなイベントなのかな、と思っておりました。ですが、ニューヨークについてみるとタイムズスクエアのビルボードがNFTアートで染まり、しかも初日のサプライズゲストは『パルプフィクション』『キルビル』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を手がけアカデミー賞受賞監督であるクエンティン・タランティーノで驚きました。「ワオ!」を初日から何回心の中で連呼したことか。
タランティーノ監督は『パルプ・フィクション』未公開シーンをNFTでオークションを行い、新たな流通経路を作る発表をしました。今まで映画の未公開シーンは映画同様しかるべき流通経路(映画館、ストリーミング各社、Blu-rayなどのフィジカルデバイス)を経て消費者のもとに届いてましたがブロックチェーン上のNFTを使い、未公開シーンをオークションにかけることにより、ファン(=落札者)が新たな流通経路となる、というものです。彼のステージを見ながら想像以上にNFTの波が大きく様々な業界を動かしはじめていることを感じました。
詳細はPRONEWSの記事としても書いておりますので、気になる方は読んでみてください。
「映画「パルプ・フィクション」未編集シーンをNFT公開。映像業界にもNFTがやってきた。新しい流通の始まり」https://www.pronews.jp/column/202111041015242345.html
Forbes Japanでも記事を書いてます。こちらはイベント全貌を確認いただけると思います 🙂
ウッドストックの再来なるか、NFT.NYCという震源地
https://forbesjapan.com/articles/detail/44335
そして、このNFT.NYCイベント報告も兼ねたオンラインイベントも予定しております。よろしければご参加ください。
11月30日(火)19:30〜21:00 (森ビル・HEART CATCH共催)
【オンライン】⻄村真⾥子の“テック&パーティー!” Vol.19『メタバース×音楽/カルチャー』
https://www.toranomonhills.com/events/2021/11/0020.html
【コラム】メタバース/NFT.. Web 3.0時代は勝者よりも共感者が求められる?
さて、NFTは上述のようにオークションで数百億円が動く”投機目的”と思いがちですが、実はそれ以外にも大きなインパクトがあります。NFTはブロックチェーン上の技術です。そしてブロックチェーン技術は分散型の管理が可能になります。いままでのWeb 1.0 (ホームページが主流)、Web 2.0(SNS主流)と比較してWeb 3.0(ブロックチェーン主流)時代に突入したとも言えます。大きな違いとなるかな、と個人的に思うのは、いままでのトップダウン、中央集権的な動きから分散型で”横のつながり/コミュニティのつながり”を大切にする時代になってきている点です。今回のNFT.NYCイベントでも、技術についての勉強会やコミュニティ間での情報交換などが頻繁に行われておりました。一人の英雄を作るのではなく、みんなで相互補完しながら進んでいくのがこれからの時代です。また、有名なブランドだけが勝つ時代でもなくなるかもしれません。メタバースと言われる世界観を表す代表の一つと言われる『Roblox』では小学生が作ったアイテムが人気となり、NFT界でも日本人8歳アーティスト(Zombie Zoo)が作る作品に注目が集まっています。
このNFT/Web 3.0の技術的な流れとは別に、インクルージョン、ダイバーシティの必要性が叫ばれているなかで私の周りでも「シスターフッド(姉妹のように困っている仲間を助ける)」や「エンゲージメント・コンサルティング(共感・互助・利他の精神を大切にプロジェクトを進める)」「インクルーシブデザイン(あらゆる立場の状況の人に向けたデザイン)」など、のキーワードおよび動きが活発になってきております。
「助け合うのは当たり前」というのは家族・親戚や近所のなかで言われてきていましたが、その精神を仕事や社会全体に行き渡らせていける人こそがWeb 3.0時代にも活躍できる人間なのではないかと感じております。
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このような「助けあうのは当たり前」の世界を作るにはどこから始めればいいんだろう?というのを考えるイベントをIBM Future Design Lab.と共に企画しております。グラミン日本の代表、ベーシックインカムについて洞察深い経済学者、企業でサステナビリティやインクルージョンについて推進する方と共に「助け合うのは当たり前の社会ってどういうものだろう?どこから始めよう?」と考えていきます。よろしければご参加ください。
11月25日(木)19:00-20:30
ソーシャルエンパワーメント 〜助け合うのは当たり前 西村真里子のオニワラ!「鬼と笑おう」未来をつくる座談会 powered by IBM Future Design Lab. #7 https://eventregist.com/e/oniwara_7

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以上で第3回目のメールニュースは終わりです。最後までお付き合いくださりありがとうございました。